訪問鍼灸症例

坐骨神経痛による左腰~臀部(お尻)の痛み 87歳男性

●ご家族様よりご依頼

「坐骨神経痛による左腰~臀部(お尻)の痛み 87歳男性」

 

元々農家で、今は自家用の作物を育てている。腰が痛いなりにもすぐ裏の畑に毎朝出るが、仕事は近所のボランティアの方にしてもらい、自分は座って眺めているだけだという。
目標は出来たら一緒に畑仕事をしたい。要支援2。

 

■9月21日(初診) 腰が丸く、長く立つことができない。家にいる時は横になっていることが多いとのこと。初日なので鍼灸治療だけを行い様子をみることに。

■9月24日(2回目) 特に症状に変わりはないという。しかし、こちらの目線では歩き方が前回よりスムーズに見える。同じように鍼灸治療だけを行う。

■9月29日(3回目) 特に変わりはないという。こちらの目線では前回同様の歩き方をキープしている。

■10月6日(4回目) 特に変わりはないという。歩き方はキープしている。背中が少し伸びて姿勢が良くなったようにみえる。

■10月8日(5回目) 前回の治療のあと夜までの5時間痛みがなかったとのこと。ようやく自覚的に症状の改善が得られる。

■11月12日(12回目) ここ最近、調子がいいとのこと。痛みのない時間が増え、痛みが出ても薄いとのこと。朝、畑まで痛みなく行ける

■11月19日(14回目) 今日は全般的に調子がいいという。

■11月26日(16回目) 天気のせいか腰が重痛い。→腰と足が冷えていたのでお灸を施す。

■12月1日(17回目) 前回の次の日には痛みがなかったという。

■12月25日(24回目) だいぶ調子がいいので週2回から週1回に回数を減らす。畑仕事を少しづつ始める。

■2月29日(33回目) 畑仕事をしても以前のような痛みやシビレは殆ど出なくなった。今日で治療を終了し、しばらく様子をみることにする。

この患者様とは5ヶ月間の付き合いでしたが、日に日に良くなっていく姿を目の前にして、最終的に卒業という形になれたことは、お互い様に大変喜ばしいことだと思います。