訪問鍼灸症例

両側性坐骨神経痛・下腿浮腫 82歳女性

●地域包括支援センター様からのご紹介

「両側性坐骨神経痛・下腿浮腫 82歳女性」

 

高血圧・糖尿病あり。両側性坐骨神経痛があり、歩き出しと夜間の痛みが強く、インドメタシンクリームをその度に塗ってどうにか過ごしている。下腿のムクミも強く足部の甲や裏にシビレや痛みがでることが多い。要支援2。

 

1月5日(初診) 鍼灸治療は数年ぶりだということで治療量が過度にならない様、調整しながら行う。

1月8日(2回目) 症状の変化はまだ何もないという。

1月12日(3回目) ご本人とお嫁さんから鍼治療が合わないのではと相談を受ける。
聞いてみると、鍼治療のせいで足が痩せこけてしまって恐くなったという。

見てみると、なるほど確かに、大根のようだったフクラハギ~足が、肉が削ぎ落とされたかのように、驚くほどにくびれのあるほっそりした足になっている。鍼の治療効果を悪い副作用に誤解されているようなので、ご本人とお嫁さんによく説明しご理解して頂き、続けて鍼治療を継続することにした。
これほどの鍼の効果が目にみえる形で急に現れるケースは珍しく、ご本人がビックリされるのも無理はないケースである。

1月26日(7回目) 家族から姿勢が良くなったと言われたという。ご本人も背筋が伸びてきた事を実感している。

動き出しに手をつかなくても良くなった。

2月12日(12回目) 腰(お尻)~足の痛みは気にならない時の方が多い

出ても症状は軽いので無視できるとのこと。ただ足先のシビレが気になるとのこと。ここしばらくはインドメタシンクリームを塗っていないと言う。

2月23日(15回目) 杖を使わずに歩いているとのこと。今朝、畑に出た。

 

途中、家の中で転倒され腰が悪化すること等があり、状態が上下することもありましたが、その都度治療を重ねていき、現在再び良い状態に戻り治療を継続しております。