訪問鍼灸症例

関節リウマチ・左坐骨神経痛 84歳女性

●居宅介護支援事業者様からのご紹介

「関節リウマチ・左坐骨神経痛 84歳女性」

 

2年前に転倒し、腰を強打してから左臀部(お尻)・左下肢のシビレ・痛みを発症。早朝が特にひどく、引きずって這うように歩いている。夜もトイレはやっと歩いている。症状は徐々に悪化してきているという。夫婦二人暮らしでご主人も身体が悪いため、痛くても家事などは自分がしなくてはならないという。現在通院中の病院へは検査だけにして頂き、治療は当院に任せて頂くことにした。

 

■12月18日(初診) 治療後少し楽になる

■12月26日(3回目) 下腿痛はそうでもなくなった。

■1月5日(5回目) 痛みはあるが、足は動くとのこと。

■1月15日(8回目) 昨日、天気のせいか調子が悪かったが今日はいくらか和らいでいるという。リウマチによる関節の変形があるので肘や膝など節々が痛くなることがたまにある。→鍼灸治療による全体治療をメインに行う。

■1月19日(9回目) 前回の次の日すごく調子が良かったという。

■3月30日(28回目) 朝、這って歩くことはなく、夜トイレに向かう時は杖を使わないことが多い。

ただし、治療の停滞期に入る。日々の状態の変化と治療後の改善度が安定せず、一進一退の状態が続く。週3回に増やす。

■5月14日(46回目) 調子いい。治療後の効果が持続するようになってきた。週2回に戻す。一日通して杖を使うことが少ない。

今日は玄関先の草刈りと掃き掃除をした。

■11月5日(91回目) 夜トイレへ行く痛み→気にならない。
朝の痛み→痛みはあるが、ゴミ出し、外掃除、ご飯の用意、猫の世話など朝のうちに色々とやれているとのこと。

 

雨の日や寒い日などに症状の増悪を示すことが多く、治療も一進一退の状態になることが多いですが、悪いなりにも着実に全体的によくなってきていることをご本人もご理解されており、2年経過した今も、健康のサポートをさせて頂いております。